防音設備概要

  

防音室は、部屋の中にもう一つ宙づりの部屋があるような状態になっています。

音をカットする

方法

(1)空気の層を作って音の伝導能力を下げる方法
(2)音は波長によって伝わるので、その波長を遮断するべく、比重の大きい材料を使う方法
(3)音を吸収させるために吸音材を使用する方法

床は、躯体の上にロックウールを敷き、その上にワイヤーメッシュ入りコンクリートが乗り、空気層が形成されています。もちろんコンクリートそのものも比重の大きい材料となります。

壁は、躯体からできるだけ引き離し、空気層を厚くするようにし、空気層を形成している内側の壁材には、裏側がすべて鉛が貼ってあります。鉛はコンクリートよりも鉄よりも比重が大きく、音を遮断するには最適な材料といえます。

天井

天井は、鉛の貼ってある天井材を、音の伝導をできる限り遮断するために、途中が硬質ゴムで接続された金具を使って天井を吊り下げています。もちろん、壁、天井の空気層には吸音材が隙間なく入っています。

その他

防音2重サッシ、防音ドア、防音換気扇等音に対して、最高の気配りがなされています。工事に際しても中の宙づり状態が徹底されるよう、細心の注意が払われています。

当社の長年の経験の積み重ねにより、現在では65db~75db位の遮音が実現しております。これは、例えばピアノ演奏の音が、他人の部屋ではほとんど耳で聞こえないということです。つまり、他人を気にせずに24時間いつでも思いっきり演奏ができるということなのです。
弾きたいときに遠慮なくいつでも弾ける。これこそ音楽を志す人たちの夢ではないでしょうか。そんな音楽家のために少しでもお役に立てるようにと、当社は24時間演奏可能なマンションを専門に企画、設計、建築、管理、斡旋をしております。